さらに、王立病院からフェニックス公園に向かった。病院など公共建造物の庭は、「森」のよう広い。再びレフィ−川を渡り、緩やかな上り坂をフェニックス公園に入った。片側一車線の綺麗な道が、緑の森の中をどこまでも続いている。道の両側が並木道になっている。その奥は延々と緑の芝生が続いている。バスが時速４０ｋｍ以上のスピ−ドで走っているのに、一直線の道路が延々と続く。広い公園でどこまでも緑が続いている。１０分程走っただろうか、バスはスピ−ドを緩めて右に曲がった。

草原の真ん中に、石造りの巨大な十字架が聳え建っている。高さは５０ｍ以上で、「奈良の大仏」と言うところであろうか。こんな大きな十字架は見た事がない。公園は、高台のようで字架から遥か東の下に街が小さく見えている。２時間以上の旅でバスは元のオコンネル通りに戻ってきた。昼食は、もう一度グレイト・ジョ−ンズ通りの中華料理店「世界」と決めた。出発予定の２時過ぎ迄１時間以上ある。ここから、ヒュ−ストン駅迄は遠くない。タクシ−なら１０分もあればいい。バス疲れの解消と運動を兼ねて、レストラン迄歩くことにした。